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千葉県野田市、東武野田線・野田駅の近くに建つ、墓苑の集会施設古くは、江戸時代までさかのぼる、鎮守の森の再生プロジェクト。手付かずで荒れていた雑木林を伐採/伐根し、墓地とその集会施設に転用した再開発プロジェクト。
墓苑内及び集会施設は、一つの統一された建築的な考え方に基づいて、設計された。ウオールと呼ばれる素材の違う3つの壁で、構成された空間の集合体で、計画されている。
レンガの壁:外部に対するスクリーン
ガラスの壁:外部と内部を繋ぐスクリーン
植栽の壁:参拝者の為の墓域のスクリーン
訪問者は駐車スペースから、正面に見える連続するレンガの壁をくぐり抜け、水盤に浮かぶブリッヂを渡り、集会施設の建物内部を通る事が施設への、唯一のアプローチになる。ブリッチは雁行していて、駐車場側のレンガの壁と集会施設の間は、
水盤に浮かぶ、ステンレスのモニュメントが、訪れ人を出迎えてくれる。
集会施設は、中央の通り抜け可能なアプローチ部分を中心に、機能が振り分けられている。水盤に面した北側には、緑と水に囲まれた法要スペースがあり。駅からの道に面した南側には、オフィススペースを配置しゲート的な細長い建物の形状を
最大限に活用している。主体構造は、コンクリート造で両端部のガラスの箱は鉄の格子状の屋根をスチールの方立てが支える構造となっている。限りなく、支持部材のサイズを小さくし、ガラス越しの透明感のある借景の展開を可能にした。外部
から見るガラスは、特別な構造用シール材の採用によって、サッシ枠の無い、連続するガラスの壁面を実現している。このガラスの壁は同時に、既存の植栽の緑を映し出す、スクリーンの役割も担っている。透明感と反射する壁面の両方の機能を持つ壁となっている。
建物のゲートを抜けると、櫛上に開口が設けれられたもう一つのレンガの壁で墓域から仕切られた芝生の中庭に導かれる。この中庭は、建物のガラスとレンガの壁に区切られた参拝者の為のスペースであり、故人の記憶との対面する為の、重要な余白のスペースと考えている。
中庭を抜けると、流れる水の音を聞きながら、集会所を取り囲む水盤に架かるもう一つのブリッチを渡り、墓域のエントランスとなる、二枚のレンガの厚い壁のゲートに迎えられる。このレンガゲートの視線の奥には、二つ目の水のモニュメントがあり、参拝者のアプローチの視線を受け止め
るくさびとなっている。左右対称のレンガゲートの中央に設けられた、開口は、墓域全体を横断するプロムナードの軸線上に配置され、遠近感のある空間を演出している。墓域内は、プロムナードに対して直交する高さ1500に刈り揃えられた植栽帯の壁が連続しており、緑の稜線が重なり
合い、整備された緑の景観が墓石の背景として互いを引き立てている。各墓域は、隣同士の区画の間仕切りにも植栽の壁を設け、緑で包まれた参拝者のエリアを形成している。
このプロジェクトは、敷地内のそれぞれのシーンに合わせて、素材の違う壁(ウオール)が必ず領域を構成し、参拝者の動線と視線の行く先を演出し、故人の記憶との対面に、時間と空間の奥行きを与えている。 |
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DATA
所在地
竣工
主要用途
敷地面積
建築面積
延床面積
構造
坪単価
構造設計
施工 |
千葉県野田
2006年 4月
寺院
767.08m2
163.46m2
163.46m2 RC+S
150万円
リズム・デザイン
戸田建設 |
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